絵本「かわしそうなぞう」姿勢を伝える~絵本20冊目

miyako

2015年08月12日 20:29


毎年数千冊以上の新作絵本が出版されているそうです。
おはなしボランティアとして、子どもを持つ親として、
日々絵本を読んでいますが、
昔からある絵本や新作の絵本、、、そんないろいろな絵本の中から、
「これは是非読んでほしい!!」という、私のベスト100冊というのがあります。

題して「私の絵本ベスト100冊」!
今回は20冊目。
皆さんの絵本選びにお役に立てたらいいなぁと思います。

かわいそうなぞう (おはなしノンフィクション絵本)
(つちやゆきお 文・たけべもといちろう 絵/金の星社)

太平洋戦争、空襲が激しくなる中、
戦争の激化により、空襲時に逃げ出したら危険ということで、
動物園の動物を殺処分する命令が下りました。
この絵本は上野動物園であった実話をもとにした絵本です。

利口なゾウのジョン、トンキー、ワンリーは毒入りの餌を食べません。
餌をもらうために芸を飼育員に見せたり・・・
最後は餓死してしまうのですが・・・。

とてもじゃありませんが、涙なしには読むことができません。
読むときは泣きながら読みます。
「泣いてしまって読めない本」というのが私にあるのですが、
この本もその中の1冊です。
自分自身も子どもの時に読んで、
とても悲しくて仕方なかった思い出があります。

子どもに絵本を読むとき、
絵本の話の内容を伝えることはもちろんですが、
ママ(お家の人)は泣いてしまうけど、それでも読む、という姿勢を
子どもに見せるのは大事なことじゃないかなと思います。

以前にもブログでお話していると思いますが、
「絵本を子どもに読む」ということは、
単に絵本の内容を伝えるだけではありません。
「絵本を読む大人の姿勢」や読み手の「生き様」を、
絵本を通して子どもたちは見ているのです。

昨日に引き続き、二日連続で戦争の絵本のご紹介でした。
「まだ子どもだから」ではありません。
「子どもだからこそ」感じることができること、たくさんあります。
楽しい本も、面白い本も、笑える本も、
そして、こういう本も、同じように伝えていきたいなと思います。

(しかし、まだ学校では読む勇気がでなくて。
「泣いちゃうけどごめんね」って、読んでみようかな)


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